平野美宇選手のワールドカップ決勝戦：鄭怡静選手との決勝戦

女子卓球ワールドカップの決勝戦をネット観戦。決勝まで進んだ平野美宇選手の相手は台湾の鄭怡静（チェン・イーチン）選手との対戦だった。

D10 地球の歩き方 台湾 2016~2017

戦型の相性なのだろうか，準決勝の馮天薇（フェン・ティアンウェイ）選手戦は，タイプが似ているせいか，かなり手こずっていた感があった。何とかサーブで勝ちを拾ったと言ってもいいだろう。ところが，決勝戦は比較的楽な戦いだった。楽勝と言っていい展開だった。サーブからはもちろん，レシーブからも積極的に攻めて，危なげない勝ち方だった。やはり鄭怡静（チェン・イーチン）のように，いくら強力とはいえ，フォアハンドに頼りすぎた攻撃パターンだと，平野選手のようにフォアからでもバックからでもピッチの速い強打を繰り出すタイプの選手と戦うとどうしても受けに回る展開が多くなるようだ。
しかも，平野選手のサーブがこの試合でも大変効いていた。第１ゲームだけでも，サービスでの得点が４〜５点あった。一方，鄭怡静（チェン・イーチン）選手もようやく第４ゲームから巻き込みサーブを多用するようになると，平野選手も若干レシーブで苦労していた。もっと早い段階で巻き込みサーブを使っていたら，もしかすると違った試合運びになっていたのかもしれない。
この大会を通じて平野選手には，隙がなかった。フォアからでもバックからでも強打で得点ができる。深いボールも台上の浅いボールも，自分から攻撃パターンに持ち込める。若い人の特権だ，本当に順調に強くなっている！特にレシーブから積極的にバックハンドで攻撃していたパターンが印象的だった。やはり中澤コーチが優秀なのだろう。これだけ順調だと，コーチも教えていて楽しいに違いない。

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しかし，ややピークを過ぎた感のある馮天薇（フェン・ティアンウェイ）選手とは違い，まだ20代前半で福原，石川両選手ともほぼ互角の対戦成績を残している鄭怡静（チェン・イーチン）に4-0で圧勝したことは平野選手にも大きな自信になったことだろう。おめでとう平野選手！

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