2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

日本の吸血鬼...

『地を吸う薔薇』(山本迪夫,1974)と『曼荼羅』(実相寺昭雄,1971)を見る。 どちらも名作とは言えないかもしれないが,時代の証言としては大変興味深かい映画だった。特に,当時の日本における「西洋的」なものと「日本的」なものの処理の仕方には(例え…

ああ残業

小津安二郎監督の『落第はしたけれど』(1930年),『浮草物語』(1934年),『一人息子』(1939年)を見る予定が...残業のせいで『落第はしたけれど』を見逃してしまう。 『浮草物語』『一人息子』だけでも,十分に劇場まで足を運んだかいがあった。。 小津…

30年ぶりの『ミツバチのささやき』

30年ぶりに『ヴィクトル・エリセ』監督の『ミツバチのささやき』を見た。プリントの画質には深く失望。しかし,二人の少女の愛らしさには変わりがない。繰り返し,繰り返し見たい映画だ。

アレクセイ・ゲルマンとヒッチコック

アレクセイ・ゲルマン(1938~2013)の『道中の点検』(1971)とヒッチコックの『逃走迷路』(1942)という,なんとも贅沢な2本立てを堪能。 『道中の点検』の室内の撮り方はどうしても,『僕の村は戦場だった』を想起させるけれど,やはり相当に意識してい…

イングリッド・バーグマンの美しさ

四半世紀ぶりだろうか,『汚名』(1946年,アルフレッド・ヒッチコック)を見た。昔,何度か大変面白く見た記憶は残っていた。今回,がっかりするのではと恐る恐る見たところ... イングリッド・バーグマンの美しさに圧倒された。話が進むたびに美しく目えた…