ああ残業

小津安二郎監督の『落第はしたけれど』(1930年),『浮草物語』(1934年),『一人息子』(1939年)を見る予定が...残業のせいで『落第はしたけれど』を見逃してしまう。
『浮草物語』『一人息子』だけでも,十分に劇場まで足を運んだかいがあった。。
小津と言えば『晩春』『麦秋』『東京物語』が有名だが,小津的な世界(撮影法,世界観)などはすでにこれら30年代に出来上がっていた,という印象を新たにした。
特に『一人息子』は衝撃的だった。なにせ,小津最初のトーキー映画に『東京物語』のテーマがもっとリアルに,つまりは救いのない形で表現されているのだから!