2011-01-01から1年間の記事一覧

大晦日

紅白歌合戦も最初の数組で飽きてしまい,モンテスキューなんかを読んでいたらいつのまにか,眠りに落ちて,気がつくと,次の年の朝になっていた。2011年もお世話になりました。 本当にありがとうございます。

片付けと掃除

ここ数日は自宅の掃除と職場の片付けに明け暮れる。 掃除も,片付けも年末にしかしない。 掃除は考えようによっては面白い。汚れている場所を探し,どうしたら汚れが取れるか考えたり,調べたり,試したり。視点を変えてものを見たり,アイデアと根気が必要…

アルノー・デプレシャンの圧倒的な偉大さについて

アルノー・デプレシャンの『Un conte de Noël』を見ることにする。 何となく期待はしていたのだけれど,期待をはるかにうわまわる映画だった。圧倒的に美しく,重厚で繊細な映画だった。一流の哲学者のような深い人間理解と,職人のような映画人としての技量…

忘年会その5

同僚宅で忘年会をかねたクリスマス会。 車なので,リンゴ酒製造所で作ったブドウジュース(ワインではありません,念のため)とウーロン茶でごちそうを頂く。 仕事のことはなるべく話題にしないつもりだったのだけれど... 真夜中過ぎるとやはり誰もが仕事の…

忘年会その4

今日は,今年知り合った若い友人たちと,クレープ屋さんで忘年会+クリスマス会。 フランスでは庶民的なクレープを,珍しげにかつ美味しそうにパクついてくれるのでありがたい。

忘年会その3

今日は忘年会第3弾。 いろんな偶然が重なって形成されたサークルの忘年会。 医師を配偶者に持つ年配の婦人による財テク話を持て余す。お利口さんに話を聞いていたつもりだったが,彼女たちが,生活保護を受けている人たちに「私たちの税金が... 不当に使わ…

忘年会その2,あるいは何故庶民は貧しいか?

忘年会第2弾。 日曜は家か,仕事場のソファーか,なじみの喫茶店ででゆっくりしたいのだけれど,日頃からお世話になっている若い友人に「どうしても!頼む!」と言われて買ってしまったディナーチケットを消費しに,海辺のホテルへ。 友人の話だと,ホテル…

忘年会その1

昔フランス語を一緒に勉強していた方々と,居酒屋で忘年会。 少々,愚痴が多すぎた気がするけれど... まあ,似たような職種の人が集ったからしかたないか。 やっぱり食べたいものを好きな時に食べられる自由がある居酒屋っていいな。

本に囲まれて働く

昨日は,若い友人がもっと若い友人相手に講演。 その後で,講演に使った資料を少しだけ見せてもらう。 職場の図書館をデジカメで映しただけなのだけれど,どう表現すればいいのか... とてもいい感じだった。愛情というか気配りというか根気とういか... 子ど…

初心に帰って...

最近物忘れが酷い。 このブログの本来の目的にもどって... 今日は,オペラ歌手を初めとする皆さんにAutour de Lucie の« L'accord parfait »を聞いていただく, 「完璧な和音」というタイトルだけあって(もっとも完璧な和音を探していて,もしも見つけても…

友達ってなに?

先日の食事会で,最近知り合った建築家と画家からFacebook は〜?と質問されたので,一応,数年前に登録したっきりですという返事でお茶を濁す... その後,ちょろっと眺めていると...知り合いの名前が見つかる... お友達になろうとメッセージを送ると... 「…

あいさつ

つい数日前まで,市内のフランス語教室で10回の講座を担当させていただいた。 なんとか無事に10回の講座を務めたご褒美に,市街の夜景を一望できるホテルでのクリスマス・ディナーにご招待いただいた。タダ飯には目がないので喜んでお邪魔させていただく。 …

石川佳純をめぐる不安

ITTF(=国際卓球連盟)プロツアーの,グランドファイナルで福原愛/石川佳純ペアが決勝まで進出したので,眠い目をこすりながら観戦。 結果は,中国の郭躍/李暁霞ペアに0-4(8-11,5-11,7-11,6-11)で完敗。まあ,世界最強ペアとの対戦だから負けるのは仕…

ウサギやネコも顔負け...

ほぼ一日寝て過ごす。まるで身体が冬眠したがっているよう。

日本の年の瀬...

久しぶりに若い友人とお茶。 最近はどんな仕事をしているかという話しで... 二人ともエクセルのお世話になっていることが判明。 職種は違うはずなのに,ここ一週間は共に表計算... これが日本の年の瀬ということなのでしょう。ありがとうエクセル。

吉村真晴選手をご存知...?

最近,注目しているのが吉村真晴選手。先日のバーレーンで行われたアンダー21の世界選手権でベスト4に入った(のだと思う)選手です。 いまの日本男子卓球ではどちらかというとテクニシャンというか,器用な選手が多い感じがします。そんな中で,吉村選手の…

年を重ねて読む『失われた時...』

最近,分厚いプレイアード版をどこにでも持ち歩いて,暇があれば『失われた時』を舐めるように読んでいる。 もっとも,舐めるようにとは,あくまで読書のスピードのことで私の語学力ではゆっくり何とか構文を辿るのが精一杯。悔しいが私の教養では味読にはほ…

いい夫婦の日に...

1981年から95年まで,フランスの大統領を務めたフランソワ・ミッテランの伴侶,ダニエル・ミッテランが亡くなった。 いい意味で<左翼>の感受性,信念に基づいて一貫して行動されてきた方という印象がある。また一人,古き良き左派(ゴーシュ)の価値を言葉…

穏やかな秋の日...

ソファーに寝転んで,ハーバーマスなどを読んで午後を過ごす。 ずっとこんな毎日ならいいのだけれど...

おめでとうホークス!

ホークス,日本一! 貧乏サラリーマンは,クライマックスシリーズ,日本シリーズはもちろん,今年一年間で試合開始から最後までホークスの野球を見たのは2回だけ。一度はゴールデン・ウィークに球場で,もう一度は日本一を決めた試合をテレビ観戦という有様…

ちょっと贅沢なランチ

講演会で若い友人と出会った。ついでに我がままを言ってお昼につき合ってもらう。仕事のことが少しだけ気になったけれど,こんな機会は滅多にないので,ちょっと遠出をして,海辺のレストランへ(道中いろいろあったけれど,まあ,楽しい時間が過ごせそうな…

パリの水谷隼とアドリアン・マテネ

現実逃避... ネットでパリの水谷隼対アドリアン・マテネ戦の後半2セットをライブで観戦。 ロッテルダムの時の水谷戦と比べると,マテネは調子を落としていたのか?それとも,今は深化すべくプレースタイルを模索している時期なのか? マテネは攻めは速くな…

昔の流行歌に助けを求めたら逆効果だった...

目の前の仕事がどうしても片付かない時は... 「芸術作品を理解するには教養を身につけておく必要があるか...」というテーマのラジオ番組を聞いて気を紛らそうとしてみる。 そうしたら,何故か討論の合間にこんな曲が流れてきた。クロード・デュボワ(という…

身動き取れない時には...

仕事が行き詰まって身動き取れない時には... 旅に出る自分の姿を想像して,一瞬,現実から距離を取ってみる... それでも駄目なときは... 寝よう!

やったぞホークス,強いぞホークス!

2011年度のパ・リーグCSは福岡ソフトバンクホークスが,ファイナル・ステージを通過。 2004年のライオンズとの死闘に敗れて以来,本当に長かった。お目出度うございます。 わたしの方はみなさんお祝いのメイルも電話もできない状態がもう1週間続きそうです…

音痴が聞くカラヤンとジョージ・セル

音痴ながら,音楽は嫌いではない。最近の出来事をいくつか紹介すると... 同僚と雑談をしていたら... 革命前のフランスの宮廷ではどのような音楽が流行っていたのかと質問されて... 答えに窮する。17世紀ならまだ答えようがあるのだけれど... しばし猶予を頂…

ラジオで聞くプルースト

通勤途中,『失われた時』のヴェルデュラン婦人のサロンについての放送を聞く。 その中で,ヴェルデュランのサロンの様子を描写する『失われた時』の一節が朗読されていた。なんとなくだが,この小説のコミカルな側面に触れた気がした。こういう放送を聞くと…

我がまま...

たまには我がままも言ってみるものだと思った。

ラジオで聞くデリダ...

フランス文化放送制作のデリダ特集番組を聞く。 多彩なゲストの証言,著作の朗読,朗読された箇所のゲストによるコメントなどの超難解で知られる哲学者が少しだけ身近に感じられた。昨年上梓されたデリダの評伝にあわせた企画なのだろうが,なかなか優れた内…

新書で読むルソー

仲正昌樹『今こそルソーを読みなおす』を読んでみた。 無理がない本だと思った。 『人間不平等起源論』『社会契約論』『エミール』それぞれの著作の今日的な重要性をコンパクトがまとめてある。そのくせ,ルソーの思想を先鋭化して見せたり,無理をしてルソ…