2011-01-01から1年間の記事一覧

日本におけるフランス文化の将来は暗そう...

石井洋二郎『フランス的思考』を読んでみた。 とてもコメントが難しい本だ。個々の記述はそれなりに有益だし,フランス文学や文化に興味がある人が読めばそれなりに貴重な情報・知見は得られるだろう。 しかし,1つの企画としてみた場合,この本は失敗なの…

駅前探検

自家用車で通勤するようになって,すっかりご無沙汰していた駅前をブラブラする。 小さな発見が2つあった。 1つは郷土料理の店。観光客っぽい人と,地元人と思われるお年寄りが出入りしているので,ちょっと覗いてみた。日替わり定食を注文。前の晩の残り…

可愛い姉ちゃんにはうんざり...

ソフトバンクが早々に優勝を決めてしまった。去年のような劇的な優勝もいいが,今年のようなブッチギリの優勝ももちろん悪くない。ところが,最近,気になっていることが一つある。野球をめぐる言説の質が低下している気がするのだ。 かなり以前から気になっ…

ささやかなご褒美

11月を目処に片を付けないと行けない仕事の進捗状況が芳しくない。 というわけで,朝から昼までは140円のコーヒ片手で仕事。周りにはサラリーマンがパソコンを叩いている。私はと言えば...中級官僚が大臣や議員に宛ててかいた味気ない資料をひたすら読む。こ…

どっちが若い,どっちが年寄り

友人に昨日の病院の話をしたら,その程度のことで無闇矢鱈と病院に行くものではないと嗜められた。 では,いつ病院に行けばいいのだろう?

病院

肩と膝が痛いので病院へ。 診察してくれた医師の話を総合すると,とりたててどこも悪いところはなく,順調に老化の道を歩んでいるとのこと。 筋トレの仕方を少し教えてもらった。 年を取ることを嘆くべきか,それとも健康であることを喜ぶべきか?

王さまというお仕事

八幡和郎『愛と欲望のフランス王列伝』を読んでみた。 フランスの歴代の王について,その人柄や功績や,婚姻関係がコンパクトにまとめられている。 功績・人柄はそれぞれの王に1〜2頁のスペースしかされていない上,著者自身が歴史家ではないので,扱いに注…

懐かしきフィレンツェ

高階秀爾『フィレンツェ:初期ルネサンス美術の運命』を読んでみた。 新書としては見事な本だと思った。この小さな本には,15世紀フィレンツェの歴史,社会,そして芸術の躍動が詰め込まれている。情報量もすごいが,ルネサンスに対して著者なりの透徹した理…

なぜマクドナルドのCMは凄いのか

先日『世界のCMフェスティバル』で手に入れたDVDを漫然と見てあらためて思ったことがある。CMってワンパターンだなと。 つまり,誇大広告というか,同じ方向でのウソばかりなのだ。 このチーズは栄養がありますよ,この香水はいい臭いですよ(だから女性に持…

次期総選挙の争点

次期総選挙,エネルギー問題,雇用問題,年金問題,教育問題,領土問題... いろいろと問題だらけだけれど,とりあえず義務教育改革,特に運動会の禁止もしくは徹底的な簡素化を提案する党があれば,迷わずそこに投票すると思います。

『世界のCMフェスティバル2011』

恩師がイベントで近くまできて下さったので,仕事前に,トンカツをつつきながら四方山話。 しきりに「疲れた」を繰り返される。 妙なところで日本人化したのかと思っていたが,お話を伺ううちに疲労の理由が分かってくる。私ならぶっ倒れているだろう。 イベ…

敬老の日

今日も散髪に行けず。 近所の喫茶店でラシーヌを読んだり,部屋の片付けを試みるも,途中で頓挫。逆に散らかしてしまった気がする。 気分は老人なのだが,誰も祝ってくれない,労ってくれない。 これがせっかくの連休というものか。とほほ...

サラリーマンの土曜日

先日知り合った,若い友人とメイル交換。 とても真面目。そしてとてもよく勉強されている。 残りの時間は数年前にソルボンヌの講堂で行われた討論のヴィデオを聞いてすごす。 結局散髪には行けないまま。 まあ,貧乏おじさんサラリーマンの土曜なんてこんな…

たかが学校,されど学校

学会発表が日曜に終わり,論文も昨日なんとか提出できたので,今日はDVDを2本見る。 ルネ・アリオの『ピエール・リヴィエールの犯罪』とニコラ・フィルベールの『ぼくの好きな先生』だ。 凄惨な犯罪が起こるまでを,ミシェル・フーコーが出版した犯人ピエー…

頑張った!

1年前に口頭で話すために作った原稿にあれこれ資料をくっつけて作文完成。 予定を10日以上オーバーしてしまったが,久しぶりに頑張った。 明日はマッサージに行こうかしら。

六甲おろし

お座敷は... 勉強不足を痛感。 私の駄文を読んで下さっている若い院生と出会う。 もう少し緊張感を持って仕事をせねばと,少し反省。会場の近くの茶店でランチ,どう見ても本業は真夜中を回ってから... という佇まいにもかかわらず,スパゲティがすこぶる上…

そして神戸...

数年振りの神戸...+初めての甲子園... とにかく暑い。 最近,全く歩かないので,足がつって痛い。 サッカー選手の気持が少しだけわかる。 さて,これから練習練習!

万年筆

成すべきこと,片付けるべきことが多すぎて,非常に効率の悪い生活をしているような気がする。 今日は,通勤途中にあるスタバに籠って,先週片を付けておかなければいけなかった仕事に集中。 集中したのだが,半分しか終わらなかった...万年筆の教科書 (玄光…

肩凝り

ここ1週間くらい,肩凝りがひどい。 特に左肩は,動かすとピキピキと首の方まで痛みが伝線してくる。

2年越しの出会い

今週末の準備で,狭い仕事場を右往左往して,1日を過ごす。 夕方からは本当に久しぶりに若い友人とお茶。 去年の春から足しげく通っているつもりなのだが,いつも売り切れだったコーヒーゼリーに初めて遭遇。 味見をさせてもらって,いつも売り切れな理由が…

パック展覧会はもういらない!

最終日だったので,「ラファエル前派からウィリアム・モリスへ」という展覧会を覗く。 もともと,ラファエル前派に属する人たちの絵があまり好きではないので,残念ながらあまり楽しめなかった。 展示してある作品に感動できないと,展示方法への不満があれ…

予感

西部−ソフトバンク戦 今日負けると非常にまずいと思っていたら... 案の定,岩崎君が1回の裏にいきなり一死もとれずに4点を奪われてしまう。大場君や岩嵜君を見ていると,本当にキャッチャーの経験は大きいのだなと思う。私自身は卓球のダブルスの経験しか…

リュック・シャテルの演説

昨日,9月1日(木)はフランスでは新学期=新学年が始まる日だったらしい。 そこで,国民教育省のリュック・シャテル氏が記者を前に45分間に渡って今年度の目標を語っている。 中々見事な演説だと思う。 その主なものは,1)機械的に平等な教育を目指すの…

夏休みなんて...!

夏休みが終わった。 例年に増して,今年は夏休みらしいことを全くしなかった。 ただ根っからの貧乏性なので,普段以上に規則正しく職場と家を往復の毎日だった。 心残りと言えば,鱧を食べなかったことくらいかしら。 去年は,坂本龍馬の妻の実家の跡地の居…

ノートはどうやってとるべきか?

昔はノートで悩むことはなかった。 学生時代はメモはひたすら京大カード。授業ではMUJIの無地のノートを使っていた。 留学しているときは,フィッシュと呼ばれる京大カードより一回りか二回り小さくて,ちょっとオシャレなカードを使っていた。箱売りだった…

またまた総理大臣が変わった...

野田佳彦さんが民主党の代表になって,またまた日本の総理大臣が変わった。海の向こうでは,毎年総理大臣が変わる事態に報道官が失笑したらしい。そして,それがまた日本でニュースになっている... 一方で,新聞・テレビの報道によれば,多くの人が「誰が総…

桐原屋という名のパラダイス

若い友人の<研究>の手伝いで,1日カメラマンを務める。 〆は,砂浜,海,桜島が一望できる茶屋でマッタリ。 辺りには,似たような店が幾つかあるのだが,私は砂浜に一番近い店と決めている。眺めが素晴らしいうえ,いつも空いているので畳でごろんとでき…

記憶の中の花火

今日は港で花火大会が行われた。 いつもお世話になっている方の計らいで港に面したレストランのテラスから,1時間あまりじっくり花火を眺める。 規則的に聞こえてくる花火のはじける音と体全体で感じながら,大きくはじける花火を眺めていると,何故だかこ…

今年の高校野球...

小学生の頃,夏休みは友だちと遊ぶ以外にすることがなかった。 友だちが見つからないときは本屋でマンガを立ち読みするか,高校野球をテレビで見るか... マンガと高校野球のおかげで少年時代は暑くて退屈な夏休みを何とかやり過ごすことができたのだった。 …

森の中の美術館

6月に帰省する予定だったのだが,職場の団体の仕事と日々の業務に追われて,結局お盆休みにもちこしになった。 少し早めに実家を出て行われているカンディンスキー展を観に県立美術館に立ち寄る。初期の風景画が大変興味深かった。風景を<描写>しているの…