懐かしきフィレンツェ

高階秀爾フィレンツェ:初期ルネサンス美術の運命』を読んでみた。
新書としては見事な本だと思った。この小さな本には,15世紀フィレンツェの歴史,社会,そして芸術の躍動が詰め込まれている。情報量もすごいが,ルネサンスに対して著者なりの透徹した理解があるからこそ,これだけ分かりやすい論述になっているのだろう。
あまりに有名な本ではあるけれど,イタリアに興味があるすべての方にお勧めです。