バッハの『マニフィカート』とモーツアルトの『レク

今日は職場の若い衆のコンサート。

“マニフィカート”(私の魂は主を崇め)

“マニフィカート”(私の魂は主を崇め)

演目は何と... 前半がバッハの『マニフィカート』で後半がモーツァルトの『レクイエム』という超豪華プログラム。映画でいうと2本立てで1本が『東京物語」でもう1本が『7人の侍』という感じだろうか(喩えがどの程度適当が自信がないけれど)。
モーツァルト:レクイエム≪クラシック・マスターズ≫

モーツァルト:レクイエム≪クラシック・マスターズ≫

音楽科のおかげで年に何回かは本格的な宗教音楽が生演奏で聞けるようになったことは本当にありがたい。学部生や留学前の院生がソロを務めている。合唱には高校の制服姿の若者も混じっている。演奏も学生や卒業生が中心だから,暖かい耳で聞いてあげる必要があるにせよ,やはり生演奏にはスピーカーやモニターの画面越しではどんな名演奏もかなわない何かがある。
学生さんへの愛情溢れる指揮振りも見ていて微笑ましいというよりは,いつものことながら感動的だった。すこし残念だったのが,『レクイエム』の際の拍手が早かったこと。まあ,都会の一部のコンサートホールで見られるような病的な拍手とは違っていたけれど。いつから余韻,沈黙を楽しむ余裕をこの国は失ってしまったのか。余韻も含めて最後まで温かく聞いてあげたっか。
次は12月に教会でバッハのクリスマスオラトリオらしい。冬が楽しみだ。
バッハ:クリスマス・オラトリオ(全曲)

バッハ:クリスマス・オラトリオ(全曲)