本屋の可能性...

プレゼントをする時か,時間がない時以外に本屋で本を買うことがなくなった。大抵は本屋を本を手に取って,ネットで古本を買うことにしている。
そんな私にも,本を買う気にさせる本屋があった。丸の内の丸善内の「松丸本舗」である。松岡正剛が選んだ本が,テーマ別に並べてあるのだが,本の選び方が当代一の読書家でしかできない素晴らしさ。ネットと違って,本屋の空間は限られている,だからこそどんな本を選び,どんな風に客に提示する力,つまりプロデュース力が,21世紀に本屋が生きのこる上できわめて重要なファクターだと思うのだが,日本では独特のプロデュース力で客を引きつける店がまだまだ少ないのは残念(まあ,取り次ぎの問題もあるのだろうが)。