旅先の読書

マイルが貯まったので,京都の奥まで旅行に行ってきた。
旅先でクリスティアン・マラッテイ『資本と言語』を読む。タイトルが本の内容と合致していないのは残念だった。あくまでこの本では資本の話が中心である。さらにこの本では,言語とは具体的にはコミュニケーション能力を中心に展開される私たちの生そのものを指す(言語行為論を通して株や為替の動きが語れることがあるにせよ)。あくまで,この本は金融の発展,私たちの生そのものに投資する資本の動きが問題である。とはいえ。ここ30年間の経済,社会,政治の動きについて理解する手だてになるだろう。