芝健介『ホロコースト』

芝健介『ホロコースト』を読む。新書でホロコーストの背景,政策決定の過程,実行の実態,進展状況をヨーロッパ戦線の情勢を視野に入れつつ,多角的,かつ簡潔にまとめた本は珍しいのではないだろうか。
もちろん,ランズマンの『ショーア』のような肺腑をワシヅカミされるような経験ではないけれど,この本を貴重な本であることに変わりない。