なぜフランス代表のサッカー選手は傭兵のごとく忌

ユーロ2012の準決勝,フランスは予想=予定通りスペインに負けてしまった。前半の45分間だけ,眠気眼をこすりながら観戦。あまり面白い内容ではなかった気がする。
さて,中南米ほどではないにせよ,勝てば選手監督を持ち上げ,負ければ徹底的にこき下ろすのがフランスのメディアである。多くの選手が,海外の有力クラブでプレイをしている上に,肌の色が違ったり,移民の二世,三世だったりする選手が多い。そのせいか,世論の中に「オラが国の選手」という意識が日本人の目から見ると異様なまでに低い。逆に,俺たちが育ててやったのに,一人前になったらすぐに金を目当てに海外に出て行く,と思う人が多い。
さらに,選手達の学歴が低いことを理由に,彼らの話し方,貧弱なヴォキャブレールをあからさまに軽蔑している人も少なくない。こんな具合である。

フランスにおけるサッカーのナショナル・チームと国民との関係を見ていると,フランスのサッカー選手は国の代表というよりは,傭兵という感じがどうしてもしてしまう。