ファースト・レディーの反乱

日本では小沢一郎夫人の手記がちょっとした物議をかもしているらしい。

フランスでは,フランソワ・オランド大統領の同棲相手であるヴァレリー・トリールヴァイレール女史が,国民議会(日本の衆議院に相当)議員選挙の決選投票前に送ったツィートが結構な話題になっていた。
あろうことか,オランド大統領の前妻である,セゴレーヌ・ロワイヤル女史の対立候補を応援する内容の文言をツィートしたのである。ロワイヤル女史は当選の暁には,フランス初の国民議会議長のポストに立候補する意図を明らかにしていた。また,それに社会党も支持していた。大統領は職責上,あからさまに応援演説に出向くようなことはしないものの(日本と違い,フランス国民から選ばれた大統領は,当選後あからさまに出身政党を支持するような振舞いは慎む傾向にある),ロワイヤル女史を支持していた。
アメリカに潰された政治家たち

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このオランド大統領の態度が,ファースト・レディーの女心=嫉妬心を暴走させてしまったらしい。結局,もともと,苦戦が伝えられていたロワイヤル女史は落選。しかも,ファースト・レディーのツィートが与えた影響を記者から質問されて,ロワイヤル女史は「控えめに答えても,あのツィートが状況を改善させたとは言えないわ」と答える始末。
当代一の作家ソレルスがこの状況について,「あのツィートには,一人の女性の苦しみが込められている。オランド大統領は地獄を生きていることを忘れていはいけません。一方では自分の子供を4人も生んだロワイヤル,他方には三人の子持ちのヴァレリー・トリールヴァイレール。どんな男がこんな状況を耐えられるでしょう。」(たしかこんな内容だった)と,若者向けテレビ番組でニコニコ顔で答える始末。
誰が小沢一郎を殺すのか?画策者なき陰謀

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ソレルス芸能レポーターをすれば,すこしは日本のテレビも面白くなるのに!