都議選の結果について... 雑草としての自民党

東京都議選について,結果に驚いています。
やっぱり自民党は強い。公明党は凄い。集票マシーンが,国土の津々浦々に張り巡らされ,未だにそこそこ機能している党はやっぱり強い。正直,寒心=感心しました。
今の自民党,問題はあるけれど,この経済危機の仲とりあえず財布の紐を緩めたのは(=ばらまき予算を組んだ)のは仕方のないことだと思う。確かにヴィジョンはない。その場しのぎの政策だ。でも,この国の政治には誰もヴィジョンなんて求めなてないし,求めてもいけない(それだけの能力が政治家=有権者にないのだから)のだから。
ばらまき予算のおかげで,路頭に迷わずにすんだり,会社が倒産せずにすんだケースも少なくないのかもしれない。
一方,東京都には自民公明両党+石原都知事には,攻撃される種が沢山あった,1000億円(!)の累積赤字を抱える新銀行東京の再建問題,築地市場の強引な移転問題,全く盛り上がりの気配さえ見せないオリンピックの招致問題,しかもいずれも<金と土地がらみの問題>,誰かが精査すればどこかの知事一族,議員一族との利権がわんさか出てきそうな問題だ。
にも関わらずである!!!
自民党はたったの10議席しか減らさなかった!
公明党は1議席増やした上に全員当選である。しかも,「生活を守る」という党のキャッチフレーズを使ってだ(どこの広告会社に頼んだのかは分からないけれど,このキャッチフレーズを提案する広告会社も凄いけれど,呑んでしまう党の広報部も凄い!凄すぎ!)
一方,民主党は大躍進には違いないけれど,朝日新聞が信じたがっているように<圧勝>とはほど遠い。
そもそも,単独過半数でもないのに<圧勝>って言葉はないだろう(編集部では国語辞典使ってないわけ?)!!!

これが国政選挙となると,
<選挙>とえいば反射的に(=文字通り何も考えずに)自民党もしくは公明党に一票入れちゃう人や,さまざまなしがらみで自民党に投票せざるを得ないが,地方にはわんさかといるわけで... 次の総選挙,やっぱり勝つのは現政権を担当している与党かもよ!(それがいいことなのか,悪いことなのかは別にして... )