バスター・キートンの偉大さ

キートンの名作『海底王キートン(The Navigator)』(バスター・キートン,ドナルド・クリスプ監督,1924)と『キートンのマイホーム(One week)』(バスター・キートンエドワード・F・クライン,1920)を見る。
まさしく身体を張ったキートンの鬼気迫る演技はすばらしい。特に,『キートンのマイホーム』は凄い。彼には「恐怖」という観念はなかったのだろうか。人の度肝を抜くシーンを,彼一流のポーカーフェイスで演じきってしまう所が凄い(まあ,吉本の無名芸人が何人よってたかっても敵わないだろう)。
あのポーカーフェイスの裏にはどんな思いが渦巻いていたのだろうか?