勉強不足

今日は,2ヶ月に一度のお座敷。
美味しいお寿司とフルーツを頂戴したあとで,ウェルギリウスの『アイネーアス』について1時間ばかりお話をさせていただく。
準備不足で上手く話がまとまらない。
一般人向けの講話(しかもわたしの拙い話しを熱心に聴こうとして下さる)だから,帰る時には「今日はこれとこれを学んだ」と思えるような話しにしないといけない。だが,話しての私があまりに無知なため,それを隠そうとするあまり,話しは「私はこのテーマについてしっかり準備してきた」という印象をあたえんがために,不必要(と後からわかる)情報を積み込みすぎてしまうのである。
つまり,勉強不足を隠そう,そして,自分の無智を隠そうとするあまり(聞き手にとってそんなことはどうでもいいにもかかわらず!),講話の原稿作りの段階で<おもてなしの発想>が致命的に欠如している。
聞き手に満足感を与えるというアウトプットには,まず情報を絞り込むこと。
そして,シンプルな構成に務めること。当たり前のことだが... なかなかこれが難しい!