パルマ・レアル・モーテル

日曜の夜は,『パルマ・レアル・モーテル』という映画を見ました。メキシコ映画なので,会話はスペイン語です。フランス語の字幕がついているので何とか理解できました。
病気で精密検査を受ける伯父さんの代わりに,彼が経営するモーテルの店番をする17歳の少年の物語です。
小学生や中学生では見ても面白さが分からないかもしれませんが,少年の成長が清々しく描かれている楽しい映画でした。でも,日本では公開されないかも。毎年世界中で,いろんな言葉でいろんな映画が無数に撮られているのだけれど,日本で見ることができる外国映画の数って結局はものすごく限られているのです。
現代は自由と言われていますが,何のための自由なのかは考えた方がいいのかもしれません。
お金を稼ぐ自由を重視する余り,商業の論理が映画を見る自由を著しく制限しているのが,今の日本かもしれません。文化的鎖国が続いているといってしまえば,大げさでしょうか...