パリ郊外の風景:ウダ・ベンヤミナをご存知?
9月の出張で最後に見た映画がウダ・ベンヤミナの『神々しい少女たち(Divines)』だった。
マチュー・カソヴィッツ監督『憎しみ』(1995年)の話をしていたら,女性版の『憎しみ』のような映画があるから見てこいと勧められて見た次第。
映画は職業高校に通う,ジプシー系の女の子とその親友の郊外での暮らしを描いている。見ていて辛かった。
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二人の監督の作品を,素朴に比較することは危険かもしれないが,二つの映画を見比べる限り,経済・文化資本のない郊外の移民の2世,3世が置かれている環境は20年前に比べると,一層悪化しているということを予感させる映画だ。日本で封切られることを期待している。
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