ドキュメンタリー

このところ忙しくてなかなか映画も見られません。感想をじっくり書く時間もないのだけれど,一応今週見た映画をメモしておくと...
フレデリック・ワイズマン『ストア』(1983),『チチカット・フォーリーズ』(1967)。
特に後者の『チチカット・フォーリーズ』は衝撃的でした。マサチューセッツ州のブリッジウォーターにある精神異常犯罪者のための州立刑務所での日常を記録したドキュメンタリー。私たちの常識から見ると,堪えがたくショッキングなことが,ここではごく普通に行われています。
しかし,どちらの映画も撮られる側にまったく力みがない。どのような準備をすれば,撮影者と被写体の距離感を<消す>ことができるのでしょうか。いずれも凄い作品です。