アンヴィルをご存知...

一週間のハードな仕事に何とか片がついたので,池袋まで出かけて『アンヴィル:夢を諦められない男たち』(サーシャ・ガバシ,2008)を見る。
ティーンエイジャーの頃から50を過ぎてもヘビメタに打ち込むユダヤ系カナダ男たちの悲哀を描いた,哀しく,可笑しく,ちょっと感動的な物語。ヨーロッパ・ツアーと幕張メッセコントラストに,もうすぐ50の私は,不覚にも涙してしまった。
夢を忘れたオジサンが見ると,忘れた振りをしていた夢が蘇って胸が痛むかも...
しかし,ラストの幕張メッセでの日本人ファンの盛り上がりは驚異的である!昔,フランスの知人からジャズ人気が下火になった時,音源をレコード化,CD化し続けていわばジャズを救ったのは日本のレコード会社だといって,お礼を言われたことがある(そんなことを私に言ったって仕方がないのだが)。
そんなこともあって,幕張メッセのラストを見ながら思わずつぶやいてしまった。「ヘビメタを救うのは,またも日本かも!」