岡田温司『処女懐胎』

最近,岡田温司処女懐胎』(中公新書)を読んだ。
処女懐胎のイメージの歴史をたどったものだ。副題である「描かれた「奇跡」と「聖家族」」からも分かるように,マリア,あるいはヨゼフ,アンナなどのイメージが,教義,家族観の変遷とともにどう移り変わって行くかを丁寧に追跡していて,大変勉強になりました。お勧めです。