『薩摩剣士隼人』という南国風西部劇

寝正月を決め込んで,昼までゴロゴロ...
テレビでは,南国でしばらく前から人気沸騰中の『薩摩剣士隼人』の特別番組を放送していたのでチラット覗いてみたら...
余りに面白くて最後まで見てしまった。
台詞はすべて鹿児島弁(鹿児島弁もどきではなくて,もろに鹿児島弁です。流れ者の私にはよく理解できないことがあった)。固有名詞も,吉野,指宿,池田湖,イッシー(ネス湖ネッシーを真似て,池田湖のイッシー)など。そもそもストーリーの屋台骨になっている,薩摩剣士隼人とやっせんぼの闘いというテーマも,鹿児島の民話かなにかをベースにしたものらしい。
それでもって,ポケモンマクロスのパロディーなんかも盛り込まれているらしい(一緒に見ていた若い友人たちの指摘)。
私のような老人が見ると,戦闘シーン(これが異常というか,矢鱈長い)は黒澤明の『羅生門』や『用心棒』や往年の西部劇をおもわるショットがてんこもりで,笑っていいいのか,怒っていいのか... とりあえず感心して見入ってしまった。監督やカメラさんがこの手の映画がよっぽど好きなのだろう。
プリキュア仮面ライダーなんかより,少なくとも百倍は面白い。
テレビで見ることができない皆さんは是非YOUTUBEかなんかで検索するべし!