NHK NEWS WEB(2016年1月25日)の気持ち悪さについて

たまたま観たニュースの感想。
NHK NEWS WEBで春闘の特集をしていた。
今年の春闘の争点の解説のような体裁を取ろうとしてはいるのだけれど......
岸正浩の解説は,経営側の主張の解説ばかり!あらゆる論点について,経営側の視点からの説明しかないのだ!春闘といえば,労使が話し合う場なのだから,労働者側の言い分,分析も紹介してしかるべきなのだろうが,それについてのまとまった言及は一切ない。
正規雇用の労働者の処遇も今年の春闘の大きな論点らしいのだが,非正規雇用の立場に置かれた労働者の言い分,現状についても一切言及がない。ここまであざといと報道という名のプロパガンダではないか!こうしたプロパガンダを中立公正な報道を勘違いする人も少なくいだろう。たかが春闘(どうせ大企業の正規雇用の労働者にしか関係しない)でここまで偏向した報道がなされるのだ!もっと大きなテーマや政権の運営に直接関わるテーマだと一体どれほどの偏向ぶりを見せているのだろう。
選挙制度の改革で,これまで以上に若者がテレビ,特にNHKのニュースや解説を視聴する機会は増えるだろう。「洗脳」という言葉は死語ではないことを実感した。
ちなみにこの日の放送を担当していたのは,上記の岸正浩以外に,鎌倉千秋,及び親子揃ってNHK御用達の橋本麻里の3氏。