甘利・トビラ・わたし

現地時間で12月27日水曜日の朝,フランス大統領府は法務大臣クリスチーヌ・トビラの辞職を公表した。そして,今日日本では甘利大臣が辞職した。甘利大臣の辞職の理由はNHKの報道によれば,以下の通り。

甘利経済再生担当大臣は、事務所が建設会社から現金を提供されたなどと報じられたことを受けて記者会見し、建設会社の関係者からの政治献金を受け取っていたことを認めました。そのうえで、「閣僚としての責務、および政治家としての矜持(きょうじ)に鑑み、本日ここに閣僚の職を辞することにした」と述べ、今後の国会審議への影響などを考慮し、閣僚を辞任する意向を明らかにしました。

ここには哲学も,理念もない。相も変わらず日本の政治家らしい辞め方だ。
一方,トビラ氏の辞職の理由は,法務大臣として2重国籍者の国籍剥奪を憲法に盛り込むことが,受け入れられなことことによる。

私は政治的に大きな見解の相違のために内閣から離れる。私は自身に,自分の誓いに,自分の闘いに,私と他者との関係に忠実であること,私が理解している私たち仲間に対して忠実であることを選ぶ。

どちらも,らしい理由と言ってしまえばそれまでだが,どうしても金まみれの政治家を血税で養っている我が身が惨めになるのは私だけだろうか。