小学生に感謝

今日は勤労感謝の日らしいが,日頃きちんと働いていないせいか,今日も職場に来ている。
数年前までは公共交通機関を使って通勤していたのだが,職場の組合の仕事を仰せつかった時に車に依存する生活を始め,以来大抵通勤は車のお世話になっている。

絶対に後悔しない車の選び方

絶対に後悔しない車の選び方

職場までの道のりも若干違うので見えてくる風景も違ってくる。一番大きいのは子供だ。公共交通機関だと視野に入ってくる子供は大抵が高校生だ。セーラー服だった高校生が,私服姿で受験参考書を眺めていたと思ったら,いつの間にか英語の医学書をかかえたりする姿を見ていると,時の経つ早さに驚かされる。
自家用車で目につくのは小・中学生だ。特に低学年の小学生の姿は,微笑ましくてたまらない。雨の日に,大きな傘をさして大きな大きなランドセルを背負って歩いているのを見ると,思わず学校まで乗せて行ってやりたくなる。けれど誘拐犯に祭り上げられてしまうので,我慢している。また,いつも押しボタン式の信号機のところに立っていて,信号が赤になるたびにボタンを押して,横断歩道を渡る小学生を眺めている初老の男性もいる。馴染みになった小学生もいるみたいで,声をかけたり握手をしたりしている。老後の楽しみの一つなのだろう。
通学にもそれぞれ社会の事情が反映されている。小学校に保護者が送り迎えする国もあって,それはそれで良いところもあるだろう。だが,この歳になってようやく,日本の通学方法も悪くはないと思えてきた。これはやはり老人のわがままなのだろうか?