夜中の高速道路

実家の片付けをし,母と夕食を済ませ,ゴミステーションにゴミを出し,兄の所に寄って新年の挨拶を済ませ,甥と姪にお年玉を託けて高速に乗ったのが夜の9時。さすがにこの時間は高速も比較的空いていて,一昨日の昼間のストレスフルな運転とは比べ物にならない。スピード狂ではないのだが,やはり自分のペースで運転できるのはありがたい。これで車のエンジンにもう少しパワーがあれば言うことはないのだが...

実家と今の住処の往復を,フォルクスワーゲンプジョー,レクサス,ホンダ,ニッサンといろんなブランドの車でしてきたけれど,やはり高速での安定性という点ではフォルクスワーゲンが一番だ。整備状態がよろしくなかったせいもあるのだろうが,最悪なのはプジョーだろうか...
トヨタ対VW(フォルクスワーゲン) 2020年の覇者をめざす最強企業

トヨタ対VW(フォルクスワーゲン) 2020年の覇者をめざす最強企業

車の中では2年前の『朝』という番組を聞いていた。聞き慣れていなかったマルク・ヴォワンシェの声にも親しみを覚えるようになってきた。語り口になんとなく南西部の訛りが感じられるせいだろうか(勘違いかもしれないが)。『シャルリー・エブド』が襲撃された直後の番組だ。まだ,2015年11月のバタクラン劇場の襲撃や2016年7月のニースのテロも起こっていない。外交のニュースでは,無力な日本政府が記者の後藤さん救出のために,ヨルダン政府にすがったものの,結局後藤さんは殺害されたこと,後藤さん救出の鍵を握っていたヨルダン空軍のパイロットは,実はずっと以前に火あぶりにされたことなどが話題になっている。まだ誰もトランプの存在など気にかけていない,というか... フランスのメディアではその存在さえも知られていない。フランス社会党は危機に落ちっているものの,今日のようにその存続が危惧されるという状況にはまだ至っていない。誰もが社会党とUMP(フランス国民連動)と国民戦線の3つ巴が永続すると思っている。もうあれから2年も経ったのだ。昔の時事番組を聴いていると,諸行無常とは私たちの存在の現実そのものであることがよくわかる。