カタールオープン第1回戦の平野美宇選手
卓球カタールオープンの女子シングルス,本線1回戦で平野美宇選手はゲームカウント1−4で姿を消した。
E01 地球の歩き方 ドバイとアラビア半島の国々 2016~2017
- 作者: 地球の歩き方編集室
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド・ビッグ社
- 発売日: 2016/03/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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敗因は相手のレシーブ,特にストップレシーブが上手で先に攻められなかったことと,レシーブをフォア側に集められてバックハンドを封じられたことだろうか。
スピードでも負けていた。平野選手の強打をGU Yuting選手は余裕をもって止めていた。日本国内では抜群の速さを誇る平野選手の強打も,中国では並のスピードなのだろう。
- 作者: エリック・ワイナー,関根光宏
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2016/06/09
- メディア: 文庫
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全日本が終わって1ヶ月なので,調整が難しかったこともあるのだろうが。完敗だった。なんとも残念な結果だった。だが,GU Yuting選手は徹底して,レシーブをフォア側に集めていたことは,それだけ平野選手のバックハンドを対戦相手も恐れている証左でもある。中国も平野選手への対策を練っているということだ。この対策に平野選手と中澤コーチがどんな打開策を準備できるか,問題でもあるが,楽しみでもある。頑張れ平野選手!
- 作者: 東健太郎,小桜真未
- 出版社/メーカー: 東健太郎
- 発売日: 2013/06/22
- メディア: Kindle版
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パトリス・シェローの『フェードル』
大竹しのぶ主演で『フェードル』が上演されるれしい(もう公演は始まっているのだろうか?)。
この公演とはあまり関係ないのだが,2003年に今は亡きパトリス・シェローが演出し,ドミニク・ブラン嬢がフェードルを演じる芝居を見た。独仏共同テレビ局ARTEで放送されたものらしい。
- 作者: アラン・リピエッツ,千石玲子
- 出版社/メーカー: 藤原書店
- 発売日: 2007/02/01
- メディア: 単行本
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フランス語が全く古びて聞こえない。例えば,サラベルナールが演じる『フェードル』は私の耳には,とても古臭く聴こえてしまう。演劇というよりは唄いのように聞こえてしまう。だが,シェローの手にかかると,フェードルも,イッポリットもアリシーも,みんな現代人として,つまり普遍的な存在として蘇る。
- 作者: エウリピデス,松平千秋
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1986/03/01
- メディア: 文庫
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二人の恋愛感情が面倒臭いとはいえ可愛い部類に入るとすると,フェードルが懐いている恋愛感情は,次元が使う。自分ではどうすることもできない,力に取り憑かれてしまって,それから逃れることができない。逃れる術があるとすれば,自ら命を絶つしかない。その力とは,義理の息子,イッポリットへの断ち切れない思いだ。この思いに食いつかれて,フェードルはのたうちまわる。恋愛を自分の置かれた状況改善に使おうとするアリシーとの対比は鮮明だ。注文をつけるとするとエノーヌだろうか。シェローの演出では,ひたすらフェードルを溺愛し,彼女のためならどんな犠牲も厭わない存在として設定されている。例えばもう少し悪魔的でも良かったのでは。例えばエノーヌをブラン嬢が演じて,もっと若い女優がフェードルを演じても面白いのでは... あるいはテゼーを耄碌した老人に設定したり... 西洋の演劇は,観客が自由に演出できるのが面白い!
- 作者: セネカ,小川正広,大西英文,高橋宏幸,小林標
- 出版社/メーカー: 京都大学学術出版会
- 発売日: 1997/07/01
- メディア: 単行本
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インドの張本智和・オフチャロフ戦
ネットでワールドツアーインド戦の決勝戦を観戦。13歳の天才卓球少年張本智和君が,今ではドイツ卓球の顔になったオフチャロフに挑んだ試合だ。ITTFの実況で見たかった。しかし,日本からはネットで実況が見られなかった。テレビに権利を押さえられているらしい。仕方がないので,試合翌朝にYoutubeで観戦。アップしてくださった方,ありがとうございます(日本語は通じないと思いますが)。テレビ東京はいい加減卓球を金儲けの道具にするのはやめてもらいたい。日本の卓球協会もこんなテレビ局とは一刻も早く縁を切ってもらいたい。
- 作者: 地球の歩き方編集室
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド・ビッグ社
- 発売日: 2016/06/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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とはいえ,オフチャロフ選手が疲れていないわけがない。2週間前がフランスのアンチーブで開催されたヨーロッパトップ16で優勝,先週はスイスオープンで優勝,そして今週はインドで準々決勝で大島選手を,準決勝で丹波選手を共にフルセット(いい試合でした!久しぶりに丹波選手のいい試合を見た気がする)の末に破っての決勝戦なのだから。かなり疲労が溜まっていたはずだ。こうしたコンディションのもと,自分よりも一回り以上も若い選手を相手に,普通に集中できて,何事もなかったかのように勝ってしまうのだから,やはりオフチャロフ選手は素晴らしい!どこに行っても「ディーマ,ディーマ」と愛されるわけだ。
- 作者: とまこ
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2017/02/07
- メディア: 文庫
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とはいえ,前半はオフチャロフ選手のしゃがみこみサーブに全く対応できなかった。ワールドツアーの決勝戦というレベルの試合では,ここまでレシーブができない試合を見ることは極めて珍しい。あまりに対応できないので感動的でさえあった。とはいえ,後半ではそのサーブを,相手の油断もあったとはいえ,一発で打ち抜いていたけれど...(この少年のことを世界中が注目するわけだ)
全体を通じて,ラリーになると張本選手の分が悪かった。ブロックミスをはじめとして,ミスが多かった。やはり,オフチャロフ選手のボールの威力に対応できなかったのだろう。オフチャロフと普通に壮絶な打ち合いをしている水谷選手の凄さが改めて分かった。ただ,0−4とはいえ,随所に見所のあるラリーがあったのも事実だ。
インドの観客の反応も興味深かった。戦前はオフチャロフ選手への声援が多かったのだが,試合が進むごとに張本選手への声援が増えていった気がする。これは昨年のジュニア世界選手権でもそうだった。生では見たことがないが,張本選手のプレー振りには,観る者を惹きつける何かがあるのかもしれない。また,インドは卓球のことがよくわかったお客さんが多い気がする。将来は卓球大国になるのではないだろうか。
- 作者: 松岡宏大,野瀬奈津子
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2016/05/12
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- 作者: 山下博司,岡光信子
- 出版社/メーカー: 東京堂出版
- 発売日: 2016/08/26
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奇妙な大統領選挙
フランスの大統領は有効投票数の半数以上を獲らなければ当選とならない。そこで,4月の下旬に第1回投票で候補者を二人に絞り,2週間後の5月の上旬に最終候補者二人の間で決選投票が行われる。投票行動でよく見られるのが,第1回投票ではお気に入りの候補に投票し,第2回投票では嫌いな候補に投票しないというパターンだ。これをフランスのメディアは「第1回投票では選び,第2回投票では排除する」と要約している。
- 作者: 尾崎美恵
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2016/09/29
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さて,ここから本題だが,2017年の大統領選挙が従来の選挙と根本的に異なるのは,今回の選挙は形式的には2回投票だが,実質的には1回投票と変わりない可能性が高い点だ。第1回投票では極右政党の国民戦線党首のマリーヌ・ルペン女史が決選投票に進むことはほぼ確実視されているからだ。しかも現段階では,彼女が他候補を抑えて第1回投票では1位になることが予想されている。同時に,世論調査は第2回投票では,得票率が45%を超えることはないと予想している。
フランス再興と国際秩序の構想: 第二次世界大戦期の政治と外交
- 作者: 宮下雄一郎
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 2016/04/15
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なので,家族を法外な給与で政策秘書に雇い,しかもそれが偽装雇用の疑いがあるせいで大きく人気を落としている右派のフィヨン候補からすると,仮に人気が回復しないままでも,まだ十分に第2回決選投票に進み,大統領になる可能性が十分に残されているのだ。しかも,投票する方に第1回投票の決定的な重要性がどれだけ浸透しているのは定かではない。今年の大統領選挙から目が離せないわけだ。
- 作者: 地球の歩き方編集室
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド・ビッグ社
- 発売日: 2016/11/26
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現代版カノッサの屈辱:サルコジに救いを求めるフィヨン
マレーシアやアメリカ,日本でもいろいろなことが起こっているようだが,フランス大統領選挙の動きも大変慌ただしい。
- 作者: ミシェルヴィノック,大嶋厚
- 出版社/メーカー: 吉田書店
- 発売日: 2014/03/14
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ヴァレンタインの翌日,フィヨン氏はサルコジ氏の元を訪れて昼食を共にした。相次ぐスキャンダルで八方ふさがりのフィヨン氏は,窮余の策としてスキャンダル慣れしている(!?)ニコラ・サルコジ元大統領に選挙キャンペーンの立て直しへの助言と協力を仰いだ,というのが大方の見方のようだ。
「起訴されたドゴール大統領を一瞬たりとも想像できますか?」と,金銭スキャンダルにまみれたサルコジを明らさまに狙った問いかけをキャッチフレーズに中道・右派の大統領候補選出予備選挙で大勝したフィヨン氏からすると,これほど屈辱的なことはないであろう。
- 作者: ?崎順子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2016/10/14
- メディア: 新書
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- 作者: 藤野敦子
- 出版社/メーカー: 春風社
- 発売日: 2014/04/15
- メディア: 単行本
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バレンタイン
今日はバレンタイン。知人の話だと,やはりバレンタイン直前の週末は混むらしい。
- 作者: キャロルモーティマー,Carole Mortimer,永幡みちこ
- 出版社/メーカー: ハーパーコリンズジャパン
- 発売日: 2017/02/15
- メディア: 文庫
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昔,パリで暮らしてた時,部屋に尋ねてきてくれたフランスの知人に,日本から送られてきたグリコのアーモンドチョコレートを1粒試食させたことがある。リアクションを注意深く見守った。フランスでは味わえない味なので,さぞや感激するかと思ったところ,意外にして大変不愉快な反応だった。私からグリコのアーモンドチョコレートがもらえることが,どれほどありがたいことかもわからずに,大して感謝もせず,「やっぱり日本のチョコは甘すぎる」という冷静というよりは無礼な返事が返ってきた。この時ばかりは,チョコを返せと言いたくなった。
- 作者: ソフィー・D・コウ,マイケル・D・コウ,樋口幸子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2017/02/06
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そのせいか,今までバレンタインでチョコをいただいても,グリコのアーモンドチョコレート以上の感動を味わったことがない。だが,忙しい中,人混みをかけわけ,試食の列に並んだ末に買われたチョコだと思うと,やはり感謝せずにはいられない。ありがとうございました。
- 作者: 浜本隆志
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2015/01/15
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温泉で思い浮かべるボードレール
体調は戻ったし,時間に余裕があったので,朝シャンならぬ朝温泉に出かけた。
- 作者: 山崎まゆみ,昭文社温泉ガイドブック編集部
- 出版社/メーカー: 昭文社
- 発売日: 2015/11/20
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- 作者: 阿岸祐幸,飯島裕一
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2006/12/13
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ここに来るといつも「彼の地は全てが秩序と美/豪奢,静謐,官能」というボードレールの詩句が思い出される。
彼の詩や文章を読んでいると,この人は人生の中でリラックスしたことがないのではないかという気がしてならない。一生を,愛人の腕に抱かれている時でさえ,極度の緊張の中で過ごしたという感じがする。温泉につかることがあったら,また別の詩情も湧いたのではないだろうか。この想像をフランス文学を真面目に勉強している人たち話すたびに,彼から白い目で見られてしまう。しかし,この温泉に来るとどうしてもボードレールの違う人生,作品というものを想像してしまう。こんな風に,いつもながらのおバカなことを考えながら,湯船でほんわか過ごした朝のひとときだった。
- 作者: ボードレール,安藤元雄
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1991/04/17
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