フランスでの通勤/日本での通勤

昨日フランスから帰ってきて,今日は普通に出勤して普通に仕事。時差ボケに現実逃避の欲求もあるのだろうが,職場に着くまでが大変な苦痛だった。幸いなことに,出張前に注文しておいた書籍がごっそりと届いていて,その元気で朝の会議は乗り切ることができたけれど……
フランスではまず徒歩の移動が中心。勝手の分かっているパリなら20〜30分は普通に歩く。1分でも図書館に長くいたいリヨンでは,急ぐせいもあって地下鉄のお世話になっていたが,それでも最寄の駅まで数分は歩く。ボルドーは古い石畳の道が多いのでトラムのお世話になることも多いが,それでも20分くらいな普通に歩く。歩いている間に頭もシャッキとする。元気も出てくる。
しかも公共交通機関は日本ほど混んでいないし,ルールを守らない人も日本の地方都市と比べると本当に少ない。大げさだが,つくづく共和国だと思う。
ところが日本の私の生活だと,玄関を出てすぐに車だ。外気を吸わず,身体も動かさず,テンション低いまま仕事だ。日本の地方の元気のなさは,意外とこんなくだらないファクターが関与しているのかもしれない,と大風呂敷を広げてみたくなった。朝,身体をほんのすこし動かすだけで,その日の生産性がどんと違ってくるのでは?
今日,この歳になって,フランスを経由して,ようやく朝ジョギングをするしている人の気持ちがほんの少しだけ分かった気がする。

ストラスブールのまちづくり: トラムとにぎわいの地方都市

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Le Tramway et ses rues

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~電車通勤の間に腰痛・肩こりを解消できる~  1日3分 通勤ストレッチ!

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